ウーマンリブに少子化問題が解決できるか

今朝のテレビで猪口邦子氏が少子化問題を論じていた。「欧米各国とも女性の雇用が増えるに従って出生率が上がっている。わが国だけ女性の雇用機会が増えないまま出生率が下がりつづけている。男女の雇用均等が実現されない限り少子化問題は解決しない。」
これを聞いていた西部邁氏の反応は「大臣のおっしゃる事ももっともだが、もっと家庭というものを大事にしないと問題の解決にはならないじゃあないのか。女性が社会で働く事も大事かも知れない。中には大臣になるような女性もいるだろうが、大部分の女性は新しきプロレタリアート・賎民層を形成しているのではないか。スーパーのパートのような単純作業よりも家庭で家を守るという創造的な役割を果たすべきではないか」であった。
「ドイツでは子供に月25万円を支給しているくらいだ。わが国でも第三子からは国が育てる、位のことを政策としてやらないといけない。」という意見に対して西部氏は「民に出来ることは民に、といいながら子供を育てる事も官がやるのか?!」と。
今日本の国民が子供を産まないのは将来への不安が隠せないからだ。明るく活気のある国の将来像が見えてくれば出生率は自然に上がるだろう。出生率は国民による政権への評価の最も正直な提示方法である。
ウーマンリブの伸長がかえって出生率を下げなければいいが・・・杞憂である事を祈る。