聖人の数

産経新聞の「イタリア便り」というコラムにカトリック教会の聖人についての記述があった。
それによると『聖人になるのは並大抵ではない。(中略)1588に法王シスト五世が聖人選出に厳しい規則を作り(中略)それ以降、前法王ヨハネ・パウロ二世が法王座に就くまでの390年間に任命された聖人はわずか302人だったのである。』
390年間で「わずか」302人!
将棋の名人だったら僕の知る限りここ40年間でたった9人だ。(大山、中原、加藤、米長、谷川、羽生、佐藤、森内、丸山。)若干の思い違いがあるかもしれないが少なくとも毎年一人、なんて数ではない。
聖人と名人とどっちが価値が高いのか、凡人には判断しかねるがそれにしても「わずか302人」という表現には驚いた。ちなみに前法王ヨハネ・パウロ二世は26年の在任期間中に482人の聖人を任命したそうである。