陸上短距離のフライング

陸上の短距離種目で「一回のフライングで即座に失格」とルールが変更になるらしい。
従来は「一人二回で失格」だったものが「一回目のフライングが誰であれ、二回目にフライングしたらその人は失格」という現行ルールに変わったのはつい2年前だそうだ。
進行を早めたいという商業的理由が背後にある、との事だが、より強くなるプレッシャーに選手は反発しているらしい。
しかし、だ。どうしてフライング制度をなくしてしまわないのか。つまり現代の計測技術を持ってすれば、選手の脚がスタート板を離れてから、ゴールするまでの時間は正確に計測できるはずだ。純粋にその時間で順位を決めればいいではないか。
事実スキー競技などにおいては、各人スタート時刻が異なるから時間計測により順位が決定されている。陸上短距離においても、スタートの号砲は一応の目安ということにして、最終的に時間で順位の決定をすることにすれば、フライングがどうのこうのという必要はなくなる。
勿論、見ていてハラハラしながら誰が一番か自分の目で確認するという醍醐味はなくなるが・・・