殺人と放火

超大型台風の23号が近づいている。今夜のニュースはそれで持ちきり。
そんな中、我が家の近く埼玉県加須市での放火殺人のニュースがテレビで流れた。
ある男がアパートに放火し、二階に住んでいたある人が亡くなったという事件。
犯人の某は放火の後、消防へ二度通報している、という事実から殺人は取り下げ、放火のみでの起訴となった、というのだ。このニュースを流すなら、同じに放火の方が殺人より罪が重い、という事も同時に言って欲しかった。殺人は死刑または無期懲役もしくは3年以上の有期懲役、放火は死刑または無期懲役もしくは5年以上の有期懲役。
刑罰の重さは犯罪の抑止力を狙って定められているはずだ。抑止力を発揮するためには広く事実が知れ渡る必要があり、その責の一端をマスコミは担っているのではないか。