民主主義の大切さを説くマスコミの民主的でない動き

読売巨人軍はスカウト活動の中でドラフト候補選手に二百万円の金銭を渡すなどルール違反があったとして土井球団社長と三山球団代表、高山球団副代表の三人を解任し、この問題の道義的責任をとって渡辺オーナーが辞任したと発表した。
このニュースは「渡辺オーナーが辞任」の部分のみがクローズアップされ、夕方4時ごろ高校野球の中継のラジオを中断して臨時ニュースとして報じられた。
「たかが一民間会社の人事」にしては異例の扱いだった。
渡辺オーナーってそんなに大事な存在だったのか?傲慢不遜な態度・発言を繰り返すことにより世間の反感を買っていたことだけは事実だが。
こういう形でしか渡辺オーナーに引導を渡せなかった読売の体質は少なくとも民主的というにはほど遠いものに思われた。