外来生物が日本の自然を脅かす

NHKの教育テレビ「サイエンスZERO」で表題の放送をしていた。
ペットや昆虫の輸入とともにもたらされた外来種が日本に土着する生物を駆逐している様が放送された。
外来生物は、本来の生息地にいた天敵がいないので、定着に成功すると爆発的に増殖して在来種を圧倒する、のだそうだ。鬼怒川の川原では外来種である「シナダレスズメガヤ」の侵入により古来の「カワラノギク」が絶滅の危機に瀕しているとか。
http://www.ktr.mlit.go.jp/shimodate/07_info/083.pdf
人間の活動が全地球的になるに従って、生物種の世界も全地球的になるのはやむをえないことなのだろうが、それでも急激な生物種の変化は危険なものを感じる。
さりとて、人間の活動を中止するわけにもいかず、適切な対応も見当たらない。
重要な問題と思わずにはいられない。