衆議院解散

35年前、自民党を内部から変えるんだと意気込んで政界に入った人間がいた。名前を石原慎太郎と言う。同じ期に参院比例区に当選した青島幸夫はそれを聞いて「大企業(資生堂)の応援を受け、それでもたりなくて弟の名前まで借りて当選した人が、そんなこと出来るんですかねえ」と嘲笑していた。
今、小泉さんはまさしく内部から自民党を変えることに成功しつつある。
今回の政治状況は過去のどの時代に似ているのだろう。
武士階級の利益を代表するのか貴族階級の利益を代表するのかが争われた源平時代か?既存支配階級の更新が争われた太平記の世界か、戦国時代か、幕末か?
後の時代、今の政変はどう語り継がれるだろう。小泉さんは大政奉還した徳川慶喜となるのか?蛤御門の変で息の根を止められたかと思った長州がよみがえったように、郵政民営化反対派が生き返るのか??