数字の誤差と民族性

アメリカ大統領選挙
フロリダで大接戦だった前回(2000年の選挙で)は、投票率に関する報道を発見する事が出来なかった。今回はアサヒ・コムで下記の記事を見つけた。
投票率も68年以降では最高の60%前後が見込まれているという。』(全米で)
『なかでもフロリダ州では、州務省によると、92年に記録された83%を超える勢いだという。前回は約70%だった。』
『最後までもつれたオハイオ州でも、投票率は過去最高に届かなかったものの、約73%の高水準に達し、・・・』
60%前後、約70%、約73%と曖昧な表現が続く。日本なら有効数字3〜4桁の正確さで報道されるのが常なのに。この曖昧さは何に起因するのだろうか?

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UAE大統領の年齢
本日の読売新聞の片隅に「UAE大統領が死去」という記事があった。
それによれば、なくなったのはザイド・ビン・スルタン・ナハヤーン大統領、推定年齢86歳だそうである。
「推定」年齢!大統領の年齢が「推定」とは!
ザイド氏は1971年のUAE独立以来大統領の地位にあり、同国を砂漠の遊牧民社会から一気に中東有数の近代国家に発展させた、とある。なんでもこの間に同国のGDPは500倍以上になったとか。86年前は戸籍制度もなかったんだろう。
そう言えばアトランタオリンピックだったか、女子マラソンで優勝した選手の生年月日が不明であるという記事もあった。
年齢なんて不明でも生きていけるものね。
それにしても日本で国家元首級の人なら飛鳥時代から生まれた年くらいは分かるのに・・・・