号外に見る日本人気質

8月15日のオリンピック初日より続いていたメダル獲得のニュースが途絶えた。
毎日新聞のPDF号外(http://www.mainichi.co.jp/info/athens2004/)は今日はサッカー男子準決勝戦の結果を報じていた。
確かに、負けた試合、不愉快なニュースは載せたくはなかろう。しかし、誰かが暗殺されたり、大きな災害があった時も号外は出る。耳に痛い事ではあっても、人が知りたいと思う事はたくさんある。今日のオリンピックで言うならやはり野球とバレーボールの結果ではないか。
勝ち続けた経験が負けのニュースに耳をふさぐ習慣をつける。60年前にも同じ事があったような気がする。
野球の敗戦の記事に書かれた言葉が「野球ファンの皆様、すみません」でなく「長嶋さん、すみません」であったことがなんとなく「天皇陛下万歳」に聞こえて、すこし不安になった。

ちなみにオリンピック開幕からの当号外のヘッドラインニュースを記す。女子800mの柴田、柔道の内柴、上野がヘッドラインから外れている。

8月15日:谷V2野村V3
8月16日:北島金
8月17日:森田が銅
8月17日:体操団体「金」
8月18日:女子 谷本が「金」
8月19日:北島2冠
8月20日:阿武 悲願の金
8月21日:鈴木、塚田が金
8月22日:日本(男子チームスプリント)銀
8月23日:野口が金
8月24日:ダブル金(吉田、伊調馨
8月25日:アルゼンチン決勝へ
http://www.mainichi.co.jp/info/athens2004/