曽我さんの熱情

曽我ひとみさんがジャカルタで家族と1年半ぶりの再会を果たした。家族が特別機のタラップを降りるとひとみさんは真っ先に夫のジェンキンス氏に駆け寄り熱い抱擁と口付けを交わした。矢も盾もたまらず、悪く言えば辺りを憚らず、という感じで、普段おとなしい控えめの女性であるというイメージからは想像も出来ない激しい行動だった。
曽我さんが帰国した1年半前、確か佐渡の友人から「本当に好きで結婚したの?」という質問を受けていた。ジェンキンス氏との結婚が北朝鮮政府の策略であるかの疑いを持った質問であった。今にして思えば大変失礼な質問だったと言わざるを得ない。
僕だったらまず子供を先に抱きしめるのではないか、という想いが頭をよぎった。